お金になる資格とは?高収入に繋がる資格の種類から選び方まで紹介
「そろそろ将来のことを真剣に考えたい」「今よりも収入がほしい」そう思っても、なかなか行動に移せていないという方は意外に多いものです。
そんな方にオススメしたいのが資格取得。
資格といってもジャンルはさまざま。
資格を取って満足とならないためにも選び方や種類についてご紹介します。
資格の種類について
はじめに、資格の種類についてご紹介します。
資格は大きく分けて3つに振り分けられます。
資格内容 | 資格例 | |
---|---|---|
国家資格 | 国が法律に基づいて実地している資格。国家資格の中には試験に合格して取得できるタイプと養成施設終了とともに資格を得られるタイプがあります。 | ・気象予報士 ・小型船舶操縦士 ・司法書士 ・税理士 |
公的資格 | 国家資格と民間資格の間の資格。文部科学省や経済産業省など、官庁や大臣が認定するものです。 知名度や信用度が高い資格が多いのも特徴です。 |
・Excel表計算処理技能検定 ・介護職員初任者研修 (旧ホームヘルパー) ・実用英語技能検定(英検) |
民間資格 | 民間の団体や企業が独自の審査基準を設けて認定する資格。民間独自のため知名度や難易度には差があります。 | ・アロマテラピー ・インターネット検定 ・給与計算検定 ・ことわざ検定 |
資格の種類によって、難易度や受験資格も異なります。
自分には何があっているのか、どう選べばよいのかを見ていきましょう。
何のために資格が必要か
現在、国家資格や技能検定、民間資格をあわせて約3,000~4,000種類の資格が存在すると言われています。
その中で国家資格や技能検定は約433種類といわれており、ほとんどが民間資格ということが分かります。
仮に将来の転職や昇進を狙うとしても、経験者優遇の職場や職種のジャンルから資格を取得しても意味はありません。
例えば、事務所は経験者を優遇するところがほとんど。
また中小企業も大手のように育成システムができているわけではないため、経験者を優遇する傾向にあります。
また資格でいうと、一時流行った「秘書検定」はいい例でしょう。
職安などで一度は耳にしたことがある女性も多いのではないでしょうか。
秘書検定は秘書に求められる知識や技能についてを問う資格です。
電話対応やビジネス文書の作成ができると、なんとなく取得した人が多い資格です。
しかし実際、これが強みとなって就職に繋がるということはほとんどありません。
そのため秘書検定に時間をさくよりも、ExcelやWordといった実践的に役に立ちそうな資格取得を目指していきましょう。
【目的別】資格の選び方について
まずはじめに、何を目的に資格を取得するのかを明確にしていきましょう。
もう少し具体的な目的別でいうと、
・会社内での評価アップやスキルアップ
・独立や開業
・技術を身につけるため
・新卒(大卒や高卒)の就活
・高校入試や大学入試でのアピール
などが挙げられます。
とくに社会人の就職や転職で資格取得を取りたい人は、転職先を念頭にいれ何の資格が有利かを調べておきましょう。
興味のあるジャンルから選ぶ
お金と時間をかけて取得する「資格」。
そのため無関心のジャンルでは、しんどくなってしまいます。
将来へのステップアップのためにも、興味関心が高いジャンルから選びましょう。
たとえば、サービス関連ならネイリスト、インテリアコーディネーターに挑戦してみる。
PCに興味があるなら基本情報技術者、WEBデザイナーにチャレンジしてみる。
また将来のためにお金の流れを学びたいということであれば、ファイナンシャルプランナーや簿記、MOSなど、興味が高いジャンルを絞ってから、そこで取得できる資格を厳選すると選びやすくなります。
資格の難易度を把握しよう!
よく「短期間で資格取得」「集中講座」とうたわれている講座養成学校があります。
現在とくに何もしていないという方であれば心配いりませんが、就職している人が資格を取ろうと思うと話は別です。
勉強をやりだした当初は、やる気に満ち溢れているため、気分でどんどん進めることが出きます。
しかし本業での繁盛期や残業、プライベートの予定を数ヶ月も調整することは慣れるまでが大変です。
最初にあったやる気も、「今日は疲れているから」と一日休んだだけで、どんどん続くようになってしまうのです。
結果三日坊主となり、途中で投げ出してしまう人も少なくありません。
勉強と仕事の両立はそう簡単ではないのです。
そのため資格の難易度から、どれぐらいの期間必要かを事前にスケジュール調整することが必須になってきます。それに合わせて試験日まで勉強時間を割くことで、目標を見失わず合格までコツコツと勉学に励めるようになります。
収入アップは資格だけじゃない!
さまざまな働き方ができるようになった現代では、収入アップするための手段はなにも資格だけではありません。
今までの趣味や仕事での経験を活かすこともできるのです。
たとえば、ワードプレスが使えるライターやDPTが使えるWEBデザイナーなどでは、資格というよりも経験が活かせるお仕事。
そのため、副業や副業や本業としての需要が高く、報酬も出来高制のため納得できるお給料額をうけとりやすい傾向にあります。
そのほか事務職経験者であれば、エクセルやワードといった基本操作ができれば、リモートワークとして採用されているケースも増えています。
会社内での評価を高める!難問の資格をゲットせよ
「今の会社は給料が低いから」
という理由だけで、転職を考えるのはまだ早いです。
会社内で上司や同僚からの評価を高めるために、資格を取得するのもアリです。
たとえば、資格の中でも難しいといわれている「宅建」や「ファイナンシャルプランナー」。
これらは試験のほかに、経験年数や実技も必要なため、長期的な取り組みが必須。
資格までの道のりが長い反面、取得後には需要も堪えません。
会社によって条件は違えど、高収入で安定したお給料が見込めます。
またどちらも自分のライフスタイルにも直結して考えることができるため、興味のある人は初期投資と思ってチャレンジしてみるのもいいかも。
資格を活かそう
せっかく努力して資格をとっても、資格マニアになっては意味がありません。
資格はいわば自分のスキルの証明書。
お金を支払い、合格までの一定期間を勉強時間として割きます。
そのため、本業でのステップアップや転職や就職、趣味の延長で目標設定がほしいなど、資格取得の理由は人それぞれ。
資格取得のお金だけ払って満足とならないように、目標をもって選び、取得していきましょう。